高齢者の食事 〜間食

栄養科コラム

 前回はフレイル・サルコペニアについて、たんぱく質とビタミンDを摂取してくださいとお話させていただきました。
とは言っても、「1回に多くは食べられない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなときは、間食をうまく取り入れてみてはいかがでしょうか?
今回は間食についてお話させていただきます。
 
間食とは?
間食というと、ポテトチップスやおせんべいなどのおやつを想像するかもしれませんが、ここでいう間食とはあくまで1日に必要な栄養素を補うものになります。
ですから、砂糖や脂肪、塩分量には気を付けて、食べ過ぎないように注意する必要があります。
 
例)

ある日のおやつ おせんべいを…
おせんべい  
おせんべい  
卵 ⇒ ⇒ ⇒
プリン  
プリン  
豆類 ⇒ ⇒ ⇒
どら焼き 豆乳
どら焼き 豆乳
乳製品 ⇒ ⇒ ⇒
チーズケーキ ヨーグルト プロセスチーズ
チーズケーキ ヨーグルト プロセスチーズ
などにすることによってたんぱく質の補給ができます。
また、普段のお食事で主食(ごはんなど)が進まない場合は、菓子パンなどではなくおにぎりやサンドイッチなどを間食として食べると栄養のバランスがとりやすくなります。
 1回に多く食べられない方でも、このように間食で足りない分を補うことで栄養不足を防ぐことができます。前の食事で何を食べたか覚えておき足りない分を「間食」で補うようにしましょう。
それでも食事が進まない場合は、少ない量で手軽で便利な栄養補助食品もありますので合わせて利用するのも良いでしょう。

食事に関して不安なことがあれば、栄養指導も受け付けております。
主治医に相談の上、お気軽にお申し付けください。
参考資料「フレイル・サルコペニア予防のための食事と運動」

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